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[port139ml:04062] Re: フォレンジックシステムによるサイバー犯罪・情報漏洩対策セミナー
- To: port139ml@xxxxxxxxxxxxx
- Subject: [port139ml:04062] Re: フォレンジックシステムによるサイバー犯罪・情報漏洩対策セミナー
- From: Hideaki Ihara <hideaki@xxxxxxxxxxxxx>
- Date: Sun, 14 Sep 2003 09:38:03 +0900
おはようございます、Port139 伊原です。
On Sun, 14 Sep 2003 05:11:58 +0900
Nobuyuki Tetsuka <tetsuka.nobuyuki@xxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
>司法用語としての「forensic」とそこから派生した一般用語(というかIT
>用語?)としての「forensic」というものがあり、言葉なので文脈によって
>いろいろ意味が変わるというのが実際のところなのではないでしょうか。
>
>どうでしょう?
一般人の方がよく使うであろう Goo の辞書などで Forensic を引くと
司法関係者による科学的解析、というような解説がなされます。
確かに、IT 関係というか最近 US では Forensics をキーワードにした
書籍や製品が多数出てきていますが、Network に対する科学的解析を行
うのであれば、Network Forensics とか書いた方がよかないでしょか?
今回、JNSA セミナーでも最初告知文などが フォレンジック セミナー
だったのですが、あっしがぶつぶつ言ってコンピュータ フォレンジック
にしていただいたような記憶があります。
とはいえ、最近は Computer だけでなく Network についても証拠痕跡
を繋げていく必要があるので、それらをまとめて Forensics としたい
傾向があるのかもしれませんね。
ただ、ハイネケンを 6本は空けていた某山口先生も「司法関係者による」
という意味合いが強い点を強調されていましたので微妙ですね。
US では司法におけるデジタル証拠保全のガイドラインがあるのに対し、
日本では司法関係でもまだガイドラインないみたいですし...
米国司法省・コンピュータ捜索差し押さえガイドライン2001
http://www.comit.jp/sec/procedure/index.htm
# 先日このガイドラインを作成した人物にお会いする機会があって
# ちょっと驚いたというかサインいただけばよかったと後から後悔...
牧野先生も、9/10 で証拠保全の手法が日本と US では違う点に言及
されていたので、ちょっと注意が必要ですね。
--
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