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[port139:01459] Re: CD-ROM の耐火能力
- To: port139@xxxxxxxxxx
- Subject: [port139:01459] Re: CD-ROM の耐火能力
- From: Takeo Fukumura <takeof@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Fri, 23 Aug 2002 12:28:51 +0900
福村@LAです。(伊原さん、ご無沙汰してます。m(__)m)
> FD などは 60°C前後でデータが破損するようですが、CD-ROM の場
> 合は一般的に何度まで耐火能力があるものでしょうか?
一部の特殊な樹脂を除けば、一般的な樹脂は高耐熱でも荷重条件に
もよりますが120℃〜130℃くらいが限度だと思います。
初期のCD-ROMには使われていたと記憶しているポリカーボネートと
いう樹脂の実用温度がその位です。今もこれが使われているかどう
かは判りませんが、少なくとも170℃を超える温度で白濁、ゆがみ、
その他の変化一切なしという樹脂が使われている可能性は皆無に等
しいと思います。(コストの面で)
またCD-ROMの中に蒸着されているアルミも高温で酸化が促進される
可能性が高いです。特に高温高湿は大敵です。
(たとえば鏡をお湯で煮沸してみると良く判りますが端面からアル
ミ層が黒ずんできて剥離が始まります。)
つまり普通の耐火金庫で庫内が170℃程度になって、比較的長時間
その環境にさらされたら、中のCD-ROMのデータはだめになると考
えておくべきでしょうね。