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[harden-mac:0763] DoS攻撃に対する潜在的な脆弱性



Tomio Arisaka です。

以下の脆弱性は2005年12月21日に報告されたものですが、いまだに修正されていません。
それどころか悪化しています。それは、単純にSafariやTextEditを暴走させるだけにとどまらず、システム全体の機能停止をもたらすDoS攻 撃になりうるからです。

「A denial of service vulnerability exists within the KHTMLParser」
<http://security-protocols.com/advisory/sp-x22-advisory.txt>

この文の中の実証試験プログラム(HTMLファイル)中の「<TD STYLE=^ ROWSPAN=1234567890 >」を「<TD STYLE=^ ROWSPAN=2000000000 >」に変更した場合の威力は恐るべきものでした。 Safariで開いたとたんにマウスカーソルが回転ディスクに変わり、SafariのCPU占有率がどんどん上昇します。その後、わずか十秒も経てば GUIの反応が著しく遅くなり、Safariの強制終了を行うことすら困難になります。 つまり、Safariの暴走のみならず、システムを実質的にダウンさせる効果があります。管理者権限もroot権限も必要としない一般ユーザーのアプリ の暴走結果としては致命的です。 もし実証試験プログラムを試す場合には、予め「アプリケーションの強制終了」ウインドウを表示しておくか、Terminal.appで「killall -9 Safari」の実行準備をしておくべきでしょう。

私が暴走を確認した環境は以下の通りです。
Mac OS X 10.4.6の「Safari 2.0.3 (417.9.2)」と「TextEdit 1.4 (220)」
Mac OS X 10.3.9の「Safari-1.3.2 (v312.6)」


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