[connect24h:8731] Re: bootable CDは、これからはやるか

[Daisaku CHIBA <chibad@xxxxxxxxxxx>]

千葉です。

Sun,  3 Apr 2005 23:07:17 +0900 (JST)
<20050403140717.3AA221B367@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
> Windows等が対象としている広い意味での一般的なユーザを
> 全て対象とするにはまだまだ改良が必要であり、これから更に手を入れていかな
> ければいけない難しい分野ではないかと思いますが、千葉さんはいかがお考えで
> しょうか？
今のままでは難しいでしょう。
私たちがビジネスとして手を出していない事自体がそれを明示しています。

ただ、工夫次第で何とかなる可能性も感じています。
研究開発面からの取り組みはいろいろしていますが、
ここでは言えないので、一般論でネタ振りを１つ。

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＃ここまで会社の宣伝ぽくなって嫌（恐縮）だったのですが、
＃ようやくconnect24hぽい話ができます。
＃アプリ選択の話、CDという形の話は置いといて、セキュリティの側面から、
＃私自身も半信半疑な段階ですが、議論の材料として。


Windowsを利用しているユーザのかなり高い割合（私の感覚では７割位？）で
・WindowsUpdateを行わず、
・アンチウィルスソフトを入れていない（入れても定義がファイルを更新しない）
と感じています。
今日も、知り合いのマシンの調子が悪いというので見に行ったら、
買ってから１度もWindowsUpdateしていないXPマシンに遭遇しました。
＃自動アップデートの設定が有効になっていたのに、
＃毎回明示的にキャンセルしていたようです。:-(

なぜパッチ当てないのか？
それは「Yesを押していいのか、良くわからないから」だそうです。


こんな状況よりは、ライブCDを定期的に配った方が
明示的にキャンセルするユーザ層にとって、
「簡単で、わかりやすい」かな、と思うことが最近身近でしばしばあります。
＃今度はソーシャル面で正規のCDが送られてきているかチェックが必要ですが。

昔スラッシュドットの「パッチの適用に有効な手段は何？」
http://slashdot.jp/article.pl?sid=03/12/14/1246210
で、こんな提言をしてみた事もあります。
http://slashdot.jp/comments.pl?sid=141224&cid=454718

以下のようなパッチ当てのライフサイクル的な側面も考慮すると、
 - XPのSP2の即当てで障害が起きた。
 - Microssoftが月に１回という定期的なパッチ提供にした。
週間はありえないとして、月一や年二なら
（あくまでアプリや形の話は置いておいたとして）
セキュリティ的な側面から、面白くはないでしょうか？


> と言うことで、千葉さんからすれば、自分のやってきた実績に対する反論ばかり
> でお気に障ったのかもしれませんが、
特に気に障っていませんよ。:-)

忌憚のない意見が一番参考になりますし、
一般コンシューマ市場に出て行かなかった意思決定の
（現時点での）正しさも一定の形で確認できました。
皆さんとの議論は、マーケティング的に得るものが多く逆に感謝しています。


以上

-- 
 千葉大作  mailto:chibad@xxxxxxxxxxx  tel:+81-44-738-4126
 （株）アルファシステムズ 
 経営企画本部技術推進部第一システム研究課

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