Last modified: Thu Jun 6 15:47:56 2002 +0900 (JST)
DNS (Domain Name System) は名前 (hogehoge.st.ryukoku.ac.jp など) と IP アドレス (133.83.31.7 など) との対応づけを行うシステムです。 超広域ネットワークである Internet での利用を考慮して、 分散したシステムを構築できるようになっています。
龍谷大学では
DNS に蓄えられている情報を「レコード」と言います。 DNS 内部の情報の中で主要なものを以下に説明します。
A レコードはホスト名から IP アドレスへの変換を行うための情報です。
例: foo.st.ryukoku.ac.jp. IN A 133.83.36.7
PTR レコードは IP アドレスからホスト名への変換を行うための情報です。
例: 7.36.83.133.in-addr.arpa. IN PTR foo.st.ryukoku.ac.jp.
MX (Mail eXchange) レコードは 電子メールのドメイン名と送り先のホスト名を 対応づける情報です。
例: foo.st.ryukoku.ac.jp. IN MX 10 mailgate1.st.ryukoku.ac.jp. foo.st.ryukoku.ac.jp. IN MX 20 mailgate2.st.ryukoku.ac.jp.
10 とか 20 とかの数字は優先度です。数字が小さいほど優先度が 高くなっています。上記例では、[email protected] 宛の メールは優先度が高い mailgate1.st.ryukoku.ac.jp へ送られます。が、 もし mailgate1.st.ryukoku.ac.jp が何らかの原因で停止していた 場合には mailgate2.st.ryukoku.ac.jp へ送られます。
CNAME レコードはホスト名の別名を定義する情報です。
例: alias.st.ryukoku.ac.jp. IN CNAME foo.st.ryukoku.ac.jp.